尼谷良（本名＝松田與四郎）は、天童市小路出身の洋画家です。尼谷は高校卒業後、家族の反対を押し切って東京・関西で絵を学び、デザイナーと画家の兼業で仕事を始めます。
1949年に太平洋展に初入選してからは、太平洋展を中心に作品を発表。1951年に同展で特選を受賞し、会員に推挙されました。
また、1960年には渡仏して、彫刻家ザッキンと親交を結び、パリの画廊で個展を開催。サロン・ドートンヌにも出品しました。
尼谷の作品は明快な色彩と形態が魅力です。その表現は高い評価を得て、今なお愛されています。

本展は遺族であり画家である尼谷義雄氏から寄贈を受けた尼谷良の作品を、地元に現存する作品と合わせて展示します。
また、特別展示として、洋画家・尼谷義雄の作品も展示します。
二人の作品を通して尼谷良から尼谷義雄に受け継がれた精神をお楽しみください。

☆当館館長によるギャラリートーク
４月１０日（日）、５月２９日（日）　各回午後２時から
※新型コロナウイルスの感染拡大の状況によっては中止になる可能性があります。

【開館時間】：９：３０～１８：００　(最終入館は１７：３０まで)
毎週月曜日休館
【 入 館 料 】：一般４２０円（３４０円）　高大生２１０円（１７０円）　小中学生１００円（８０円）
（　）内は２０名以上の団体料金。
身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳及び療育手帳を提示された方は表示料金
の半額。(同伴の介護者は無料)
【主　　催】：天童市、天童市教育委員会、公益財団法人天童市文化・スポーツ振興事業団