彫刻家 石川確治展 ~明らかになるその業績~
開催期間: 2019年09月12日(木) 〜 2019年10月06日(日)
石川確治(1881-1956)は山辺町出身の彫刻家です。東京美術学校で彫刻を学び、新進気鋭の作家として文部省美術展覧会(文展)や帝国美術展覧会(帝展)で入選・受賞を重ね、帝展では審査員を務めるなどの活躍をしました。
確治は美術学校時代に彫刻を学ぶとともに、青木繁、熊谷守一らが通う油彩画科にも顔を出し、油彩画についても勉強していました。そのため、彫刻同様、油彩画の作品も多く残されています。確治は彫刻と油彩画の融合を目標に制作に取り組み、作品を発表しましたが、当時はあまりいい評価を得ることができませんでした。しかしその評価にもめげず、作品制作を続けました。
また、平清水焼きの絵付けや自作の歌集の発表など、確治の創作活動は多岐に渡り、彼の美術に対する意欲が伺えます。
そんな石川確治ですが、まだ研究は発展途上にあります。本展では石川確治のマルチな活動に着目し、彼の彫刻、油彩画、日本画、陶芸、短歌などの作品を一堂に集め、彼の業績を明らかにします。また、確治の妻で師・石川光明の三女、丹麗の作品をともに展示します。
2階には熊谷守一、今野忠一の展示がありますので、あわせてご覧ください。
【関連イベント】要入館料・参加費無料
●石川確治 記念講演会「石川確治の業績をたどる」 講師:当館館長
9月14日(土) 午前11時~
天童市美術館 会議室
●石川確治展 ギャラリートーク
9月22日(日)、10月6日(日)
各回午後2時~
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【開館時間】:9:30~18:00 (最終入館は17:30まで)
毎週月曜日休館(ただし9月16日(月)、23日(月)は開館、翌日休館)
【入 館 料 】:一般400円 高大生200円 小中学生100円
20名以上の団体は2割引き
身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳及び療育手帳を提示された方は
表示料金の半額。(同伴の介護者は無料)
【主 催】:天童市、公益財団法人天童市文化・スポーツ振興事業団
【共 催】:天童市教育委員会